大人リアリティと、ファンタジー・精神世界の融合

シンプルに「面白い!」と感じたのと、

個人的に舌を巻く描写のシャワー!

下巻は一気読み!

 

リアリティの縦糸と、

ファンタジースピリチュアリティ・精神世界の確かな描写の横糸が織りなす、

ステキなステキな物語✨✨

 

『竜と水面に光る街』

秋月ひかる(著)

 

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KindleAmazonから、書影とあらすじを引用させていただきます。

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※※ネタバレ込みの感想です※※


【はじめに】


この本の感想を自由に書こう!!ブログならネタバレ込みで自由に書ける!!と思っても、実際にはいま、すっげー難しくて、のたうちまわってますw

 


書きたいことはいっぱいあるのに、まとめるのが難しい!!!w

 


なんかね、上から目線の変な解説記事になりそうで。

そんなもん、私は作者さんに伝えたいわけじゃくて。

 


書こうとしてはモダモダして、進まないから、アルコールの力を借りて、散文的にひとまず書き散らしてみたいと思います。

 


この小説は…「人を選ぶ」(好き嫌いが両極端になる)とも違って、「多くの人には、落ち着いた雰囲気の、爽やかなファンタジー作品」と感じられるだろうけど、

 


「人によっては、描写(スピリチュアリティな描写)が、やたらめったら刺さる作品」

 

だなぁ、と。

 

スピリチュアリティがすごく物語に反映されていて深いのに、スピに走らない。

礼一が下巻で、ビジネスの経験を用いて対抗したように、あくまでリアル社会での行動に重きを置いている。

(プロフで、合気道をなさってるというのが納得です)

 


そのリアリティと、ファンタジースピリチュアリティの融合が素晴らしい!

 

物語として、まずシンプルにワクワクする!

恋愛描写がきゅんきゅんする!

 

そんな心地よく楽しい物語。


必要な人、出会いたい人に届くといいなぁ、この小説☆

(*^^*)

 

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【感想】


・お気に入りキャラは、ハオランとターニャ!

ハオランの性格や、ターニャの葛藤や人生が、個人的にぐっときました。


・クリスやターニャが礼一に思いを告げる時の言葉が素晴らしい。

……序盤で感じた「やたらと、主人公がモテモテだな?」

→中盤「なるほど、主人公は魅力スキルをもつ人魚だからか!」

ってなったけど、そこからさらに

 

「人魚だから惹かれたんじゃない。あなただから、好きになったんだ」

 

という告白の内容が、胸を打つ。


・リアリティと、ファンタジースピリチュアリティの融合が素晴らしい。

→対抗する者たちが、『世界征服を狙う悪者』じゃなくて、企業だとか。そして、それに対して、企業とか仕事スキルを交えて対抗するとか。大人のためのファンタジー小説


・たぶん、作者さん、スピリチュアリティに対する知識が凄くて、そしてそれをファンタジーのエンタメ作品に溶け込ませる技量が凄い。

ハオランはいわゆる、スターシードやスターチャイルドなのかな。

 


スピりすぎて地に足がつかないものの弊害も知っていそう。そういうフワフワしすぎてるものは、書かない作者さんな感じがします。地に足をつける大切さ。丹田のことかな?という描写や、礼一が人魚状態から人間に戻るために、雑誌やチップスを摂ることとか。

面白いですね(^^)

(神社やお寺で長時間過ごした後、あえてお酒や肉を取って俗世に戻る感覚を思い出しました。)


この世界で生きていく人間として、あんまりにも『ふつうは、目には見えにくいもの』と同調しすぎたあとは、あえて重たいもの、まがまがしいものを摂取するの、わかるーっ!って感じです。


キレイキレイにだけ生きていくなら、この現世で生きていく必要がないのだから。


・作中で、無意識に合わせる周波数によって、見えるもの・見える世界が、キャラによって違う。

(竜が見えるか?とか、礼一の人魚のヒレが見えるか?みたいな)

この小説自体が、そんな不思議なレイヤーに満ちた小説だと感じました。

※感じるものや見るものによって、もちろん優劣はありません。作者さんの意図もないでしょう。


ただ、読者さんも、読者さんの人生にとって必要な分だけ、文章から何かをギフトとして得ていく読書体験だなぁ、と。

必要なぶんだけ、必要なものが起きていく。

 


・いろいろビックリする要素てんこ盛りだけど、エンタメとして、小説としての、楽しさもとてもステキ。面白い。いい作品だなぁ…!


【プラス、アルファ】


きっとこの物語は、書くことによって著者の魂も救われたような気がするし、何より『この本に導かれて、出会うべくして読んだ方』にとっても、祝福のような小説だな、と私は思いました。


そういう、『物語から産声をあげたがる物語』は、あると思うのです。

(書き上げる作者の苦労は、ものすごいと思う。……お疲れ様です!)


きっと、この小説のことも、そしてこの小説を愛した読者にも、そらとぶイルカ『いーちゃん』の祝福や愛情をもらえる気がする。


作者・秋月ひかるさんが、今後もどんな世界や物語を『小説』として具現化していくのか、とても楽しみだなぁ。

 

秋月さん、ステキな作品をありがとうございました😊